ITADAKI ATLAS

発酵・保存 ── 発酵調味料

津軽味噌

Tsugaru miso

弘前藩が軍需備蓄として麹屋の営業を奨励したことから広まったとされる、色濃い赤色辛口の米味噌。足かけ3年におよぶ長期熟成と、寒冷な気候に合わせたやや高めの塩分が特徴とされる。

  • 発祥: 青森県弘前市
  • 東京から北へ約550km
青森県弘前市

系譜

津軽味噌

何でできているか

色濃い赤色で塩気の強い、辛口の米味噌。足かけ3年に及ぶ長期熟成により、香りは複雑で旨味がぎゅっと詰まった濃厚な味わいになる。寒冷な気候に負けない、しっかりした塩気が特徴で、根菜たっぷりの汁物にしても味がぼやけない。厳寒の土地の食卓で、体を温める汁物の芯として長く親しまれてきたとされ、りんごを使った郷土料理にも合わせやすいという。

どう作るのか

米麹と大豆を仕込み、寒冷な気候の中でじっくりと3年近くかけて熟成させる。塩分をやや高めに保つことで、長期熟成でも品質を保ちながら発酵を進める造り方とされる。冬の低温をあえて利用し、ゆっくりとした発酵で雑味を抑えつつ旨味を凝縮させるという。3年という時間の長さが、他の米味噌にはない厚みのある香りを育てているといえる。

なぜこの形になったのか

弘前藩が軍需備蓄として麹屋の営業を奨励したことから広まったとされる。津軽地方の厳しい寒さに耐えるため、塩分を高めにして長期熟成させる造りが定着し、備蓄食としての役割も果たしてきたと考えられている。寒さの厳しい土地ほど、保存性を優先した味噌が根付いたといえる。津軽平野の寒暖差が、じっくりとした発酵に適した環境を生んだとも考えられている。

食べに行く前に

同じ系統の料理

発酵調味料の一覧へ

この土地の食材と料理

同じ青森県

青森県の食をすべて見る

内容の訂正を送る