ごはんもの ── 丼物
ソースカツ丼
Sosu Katsudon
鰻のたれにウスターソースを合わせたオリジナルソースにくぐらせた豚ヒレカツを、ご飯にのせた丼。織物業の街・桐生市で出前のごちそうとして広まり、県内各地に定着した。
- 発祥: 群馬県桐生市
- 東京から北西へ約90km
群馬県桐生市
何でできているか
豚肉のカツをウスターソースベースのたれにくぐらせ、ご飯にのせた丼料理とされる。揚げたてのカツはさくりとした衣とジューシーな肉の食感を保ちながら、甘辛いソースが染み込み、ご飯との相性のよさが際立つ一品だという。豚肉の産地として知られる群馬らしく、肉の旨みをしっかりと感じられるボリューム満点の一皿として親しまれているという。
どう作るのか
豚肉を揚げてカツにし、揚げたてのうちに専用のたれにくぐらせてからご飯にのせる。使うソースや豚肉の部位に厳格な決まりはなく、ヒレやロース、モモなど部位によっても味わいが変わり、家庭や店ごとに異なる仕立てが楽しめるという。ソースは伝統のたれにウスターソースを合わせたものが始まりとされ、店や家庭によって配合を工夫した独自のたれが受け継がれているという。
なぜこの形になったのか
群馬は多くの銘柄豚を育てる豚肉の産地として知られ、飼育方法にこだわった良質な豚肉が食卓に根づいてきたという。冷めてもおいしく食べられる特性から、織物業が盛んだった地域では出前として重宝され、忙しい暮らしの中で親しまれてきたと伝わる。現在は特定の地域だけでなく周辺の飲食店でも広く提供されるようになり、群馬を代表する食として親しまれているという。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
対比
同じ群馬県
- 藤岡ラーメンあっさりした醤油スープの中華そば。町の食堂文化に根付く。
- あまねじ甘く煮た小豆汁に、水で練った小麦粉の団子を落として煮込むおやつ。渋川市で主に食べられ、川場村では「あまだんご」と呼ぶ。農作業の合間にとる小昼飯の甘味として親しまれてきた。
- 鮎塩焼き群馬県魚の鮎を、生きたまま串にジグザグに刺して塩をふり、炭火で焼き上げたシンプルな一品。神流川の鮎は香り高く身が締まり、6月の解禁とともに県内外から食通が訪れる。
- 呉汁すりつぶした大豆の「呉」を、旬の野菜と一緒に味噌汁に加えて煮込む一品。大豆の産地・群馬で新豆の採れる秋から冬にかけて作られ、体を芯から温める栄養食として親しまれてきた。
- かて飯米に麦や豆、大根などの「かて」を加えて炊いたご飯。米不足の時代のかさ増し料理が起源で、現在は五目ご飯として親しまれる。学業成就を願う天神講の日に供されることが多い。
- こんにゃく味噌おでん生産量日本一のこんにゃくを串に刺し、酒と水で煮てから甘辛い味噌だれを塗った、群馬の冬の一品。水気を切る際に布巾へたたきつけることから「ひっぱたきおでん」とも呼ばれる。