ITADAKI ATLAS

甘味

おしもん

Oshimon

米粉を熱湯で練って型に押し込み、取り出したものに色粉をつける。桃の節句にお雛様へ供える郷土菓子で、名古屋地域では「おしもん」、周辺地域では「おこしもん」と呼ばれ、西三河のいがまんじゅうとともに供えられるとされる。

  • 発祥: 愛知県名古屋市
  • 東京から西へ約270km
愛知県名古屋市

系譜

何でできているか

おしもんは、米粉を熱湯で練って型にはめ、取り出したものに色粉をつけて彩る菓子。桃の節句にお雛様へ供える郷土菓子で、名古屋地域では「おしもん」、周辺地域では「おこしもん」と呼ばれるという。型には桜や桃などの花の形のほか、鯛やおしどりなど縁起物のモチーフもあると伝わる。雛あられや菱餅と並んで供えられる。

どう作るのか

米粉に熱湯を加え、耳たぶくらいのかたさになるまで練り、型に入れる。練るときに色粉を加える方法と、型から外したあとに色付けする方法があり、食紅のほか、くちなしや抹茶などの天然の色を使う家庭もあるという。蒸す工程で色が濃くなるため、色付けは薄めに仕上げるのがこつとされる。蒸すことで日持ちもよくなるという。

なぜこの形になったのか

名の由来には諸説あり、型に押してつくる「押し物」から派生したという説や、型から起こし外すことから「おこしもん」と呼ばれるようになったという説が伝わる。お雛様に供えたあと、柔らかいうちはそのまま、かたくなったら焼いてたまりや砂糖醤油をつけて食べる習わしが受け継がれているという。型を用意すれば家庭でも手軽につくれるとされる。

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