ITADAKI ATLAS

魚介 ── 貝・甲殻類・イカタコ

花咲ガニ

Hanasakigani

生きているときは黒褐色だが、茹でると花が咲いたように鮮やかな赤色に変わることが名の由来とされる大型のカニ。太いトゲに覆われた殻の中は身がしっかり詰まり、濃厚なミソと合わせて食べ応えがある。

  • エビ・カニ

系譜

花咲ガニタラバガニ

何でできているか

生きている間は黒褐色でどこか地味な見た目だが、茹でた瞬間に花が咲いたような鮮やかな赤色に変わることが名の由来とされる。太く鋭いトゲが殻全体を覆い、素手で扱うには軍手がいるほど。トゲの下にはしっかりと身が詰まり、濃厚なミソと合わせるとカニの中でも特に力強い旨みを感じさせる。脚は短めだが身の詰まりがよく、噛みごたえのある食感が持ち味とされる。

どう作るのか

分類上はタラバガニと同じ仲間とされ、脚の構造もよく似ている。名の由来となった根室市の花咲半島周辺の海域でかご漁により水揚げされ、トゲの硬い殻を割るには相応の力がいる。茹でると殻が鮮やかな赤に発色し、そのまま食卓に出されることが多い。硬い殻は割りにくい分、身をひと塊で取り出しやすいという利点もあるとされる。漁期は夏から秋にかけてが中心とされ、脱皮直後の個体は殻がまだ軟らかく身入りが薄いため、殻の硬さを確かめてから水揚げする漁師の目利きが味を左右するといわれる。

なぜこの形になったのか

根室半島の先端に近い花咲半島周辺の冷たい海域が主産地とされ、荒い岩礁の多い海底で育つ過程で殻に鋭いトゲをまとうようになったと考えられている。北方領土に近い漁場でもあり、水揚げ量が限られることから他の大型ガニに比べて希少とされる。厳しい環境で育つ分、身の締まりが強く、力強い食べ応えにつながっているとされる。

食べに行く前に

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