調味料
藻塩
Moshio
海藻(ホンダワラ)を海水に浸して焼き、塩を採る古代の製塩法にちなむ塩。広島県呉市蒲刈町で古墳時代の製塩土器が発見されたことをきっかけに1998年に製法が復元され、万葉集にも詠まれた技法として知られる。
- 発祥: 広島県呉市
- 東京から西へ約670km
広島県呉市
何でできているか
ホンダワラという海藻の香りをまとった、ミネラル分の多い塩。精製塩のような角のある塩辛さではなく、海藻由来のうまみと磯の香りがふわりと混ざる、やわらかい塩気が特徴とされる。おにぎりに軽くふるだけで、米の甘さと磯の香りが同時に立ち上がるという。刺身に添えても、醤油とは違う海そのものの風味を感じさせるとされる。
どう作るのか
海藻を海水に浸して天日で乾かし、それを焼いて灰にしたのち、再び海水に浸して塩分を抽出し、煮詰めて結晶化させる。海藻を燃やす工程を挟むことで、単なる海水由来の塩にはない香ばしさとうまみが加わるとされる。手間のかかる工程を経るため、大量生産には向かない造り方とされる。海藻を繰り返し漬けては乾かす作業を、当時の人々がどう工夫したかは復元の過程でも試行錯誤が重ねられたという。
なぜこの形になったのか
古代の製塩土器が広島県呉市蒲刈町で発見されたことをきっかけに、1998年に製法が復元されたとされる。周囲を海に囲まれ、ホンダワラのような海藻が豊富に採れる瀬戸内海の島々では、海水を煮詰めるだけでなく海藻を活用する製塩法が発達したと考えられている。万葉集にも詠まれた技法として知られ、古代の暮らしを今に伝える手がかりにもなっている。
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対比
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