ごはんもの
栗ごはん
Kuri Gohan
大粒で甘みの強い「丹波くり」を米と塩少々で炊き込む秋のごはん。栗は劣化が早いため落下後すぐの調理が肝心とされ、平安時代から貴族に献上されてきたと伝わる丹波の名産を存分に味わう一品。
- 発祥: 京都府
- 東京から西へ約420km
系譜
栗ごはん松茸ごはん
何でできているか
丹波くりと呼ばれる大ぶりで甘い栗を、少し塩をきかせた米と炊き合わせた秋の一品とされる。ほくほくとした栗の甘さが塩気で引き立てられ、口に運ぶたびに秋らしい香りが広がるとされる。鮮度が短く落下後から風味が落ちてしまう栗を使うだけに、秋限定のごちそうとして位置づけられているという。丹波くりは品種名ではなく、丹波地域でとれる栗全般を指す呼び名とされる。
どう作るのか
炊飯器に米と塩、鬼皮と渋皮をむいた栗を入れて炊く。米1合に対し塩は小さじ1杯ほどが目安とされる。もち米を加えて栗おこわ風に仕立てるアレンジもあるという。栗は鬼皮と渋皮をむいたらすぐに水にさらし、濁らなくなるまで水を変えることが仕上がりを左右するとされ、下処理を丁寧におこなうことが重視されている。ゆで栗や焼き栗、甘露煮など、ほかにもさまざまな調理法で親しまれてきたとされる。
なぜこの形になったのか
丹波地域は山々に囲まれた盆地で昼夜の寒暖差が大きく、大小の河川が流れて肥沃な土壌にも恵まれることから、甘みの強い栗が育つとされる。延喜式にもその名が記されるほど歴史が古く、江戸時代には幕府や朝廷への献上品として重宝されたと伝わる。鮮度が落ちやすい栗を収穫してすぐに味わう工夫として、栗ごはんという形が定着していったと考えられる。
食べに行く前に
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