練り物・豆腐・こんにゃく ── 練り物
なると
Narutomaki
白と赤の二色のすり身を渦巻き状に巻いた円筒形の練り物。断面の「の」の字が特徴で、消費量の9割ほどが静岡県焼津市で作られるとされる。断面の渦をきれいに見せるため、巻き方に細かな工夫があるとされる。
- 発祥: 静岡県焼津市
- 東京から南西へ約160km
静岡県焼津市
系譜
なると
何でできているか
白いすり身と赤く着色したすり身を重ねて渦巻き状に巻いた円筒形の練り物。切り口に「の」の字のような渦模様が浮かぶのが特徴で、ラーメンやおでんの具として彩りを添える。断面の渦をきれいに見せるため、巻き方や色付けに細かな工夫があるとされる。赤い色は食用色素で付けられ、白い部分との対比が断面の模様をより際立たせているとされる。
どう作るのか
白と赤、二色のすり身を薄く重ねて巻き簾で巻き締め、蒸し上げてから輪切りにする。周囲が巻き簾で押されたようにギザギザになるのも仕立ての特徴とされる。現在はほとんどが機械による大量生産で、手巻きの渦模様も均一に再現されているという。厚みを均一に切りそろえることで、丼やラーメンに乗せたときの見栄えが良くなるとされる。
なぜこの形になったのか
名前は鳴門海峡の渦潮にちなむと伝わるが、はっきりした由来は定かではないという。江戸時代後期にあった「五色巻」という練り物のうち、赤い一色だけが独立して今の形になったという説もある。実際の鳴門の渦潮は逆向きに巻くことが多いともされ、名前と実物の渦の向きは一致しないという。現在では消費量の9割ほどを静岡県焼津市が担っているとされる。
食べに行く前に
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同じ静岡県
- 安倍川もちつきたての餅に砂糖入りのきな粉をまぶす。県内を流れる安倍川にちなむ名で、東海道を旅する人に安倍川の茶屋の名物として親しまれ、『東海道中膝栗毛』にも登場したと伝わる。
- ぼくめし蒸したウナギとささがきごぼうを煮て、炊きたてのごはんに混ぜ込む。太すぎて売り物にならなかったウナギを養鰻場の「木杭(ぼっくい)」でまかない飯にしたのが名の由来と伝わる、大井川流域の混ぜごはん。
- フジキンカ静岡県が育成した系統豚「フジロック」に、中国浙江省原産の希少品種・金華豚を掛け合わせて作出した、静岡県だけの豚。金華豚のやわらかな肉質とフジロック譲りの霜降りを併せ持つとされる。
- 藤枝朝ラーメン朝からラーメンを食べる習慣。温かい一杯と冷たい一杯をセットで頼む型がある。
- 富士宮やきそば戦後、富士宮市内の駄菓子屋やお好み焼き店で子ども向けのおやつとして広まった。コシの強い蒸し麺、ラードを搾った後の「肉かす」、いわしの削り粉「だし粉」の3点が土地の型を作っている。
- がわ生のカツオをたたき、きゅうりや梅干し、青しそとともに味噌で溶いた冷たい汁。カツオ漁に出た漁師が船上で氷水に味噌を溶くとき「ガワガワ」と音がしたことが名の由来と伝わる、夏の漁師めしだったとされる。