惣菜
パスティー
Pasutii
鶏ガラスープで煮込んだ鶏肉や山芋、しいたけなどを大鉢に盛り、パイ生地をかぶせて焼き上げる料理。鎖国時代に出島に出入りしたオランダ人から伝わったとされ、中国由来の具材と和風の味付けが同居する。
- 発祥: 長崎県
- 東京から西へ約970km
系譜
パスティーヒカド
何でできているか
鶏ガラスープで煮込んだ具材を大鉢に盛り、パイ生地で蓋をしてオーブンで焼き上げる、和風の中身とパイ生地が同居する一皿となっている。パイ生地のザクザクした食感と、煮込んだ具のやわらかな食感の組み合わせが持ち味とされる。西洋・中国・日本の要素が重なる、長崎ならではの料理とされている。パイ生地を割った瞬間に立ちのぼる湯気と香りも、この一皿の楽しみのひとつという。
どう作るのか
鶏肉、やまいも、生しいたけ、ぎんなん、もやし、ゆで卵などを鶏ガラスープ(あるいはフカヒレスープかスッポンスープ)で煮込み、和風に味付けする。これを耐熱の大鉢に盛り付けて冷凍パイシートで蓋をし、オーブンで焼き上げる。食べる際はパイ生地を崩し、なかのスープに絡めていただく。焼き上がりの香ばしさが食欲をそそるとされる。
なぜこの形になったのか
鎖国時代に出島に出入りしていたオランダ人から伝わったとされ、当時の料理本にすでに原型が紹介されている。パイ生地の下に中国伝来の具材が入り、味付けは和風という組み合わせから、西洋・中国・日本の要素が重なる長崎独自の和華欄料理のひとつに位置づけられている。当初は庶民がめったに口にできない高級料理だったと考えられており、卓袱料理の格式の高さを今に伝えているという。
食べに行く前に
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この土地の食材と料理
同じ長崎県
- アルマド食紅で色付けしたゆで卵をすり身で包んで蒸した練り物で、切り口がピンク色に縁どられるのが特徴。平戸の名物とされ、佐世保では「アリマド」、長崎では「竜眼」と呼ばれる同種の練り物があるという。
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