惣菜
かっぽ鶏
Kappo-dori
青竹の節をくり抜いた筒に下味をつけた地鶏や野菜を詰め、竹ごと火にかけて蒸し焼きにする高千穂町の料理。竹から出る香りとエキスがまろやかな味わいを生み、竹筒に地元焼酎を入れた「かっぽ酒」と共に楽しまれる。
- 発祥: 宮崎県高千穂町
- 東京から西へ約850km
宮崎県高千穂町
何でできているか
高千穂町に伝わる「かっぽ鶏」は、竹筒を器にして地鶏や野菜を蒸し焼きにする料理。竹の節と節の間をくり抜いて器にすることから、この地方の方言で竹を指す「かっぽ」の名がついたという。竹から出る香りとエキスが具材にまろやかな風味を加え、器に使う竹によっても味わいが変わるという。竹をそのまま器にする野趣あふれる見た目も、この料理ならではの持ち味という。
どう作るのか
竹の節と節の間の一部をくり抜き、下味をつけた鶏肉や野菜を詰める。くり抜いた部分をふたのようにかぶせ、竹ごと火にかけると、具材が竹の中で蒸されるようにじっくりと熱が通るという。竹から出る香りとエキスが加わりまろやかな味わいになるため、エキスが出やすい1年ものの若い青竹が良いとされる。味付けや具材に決まりはなく、家庭ごとに秘伝のたれがあるという。
なぜこの形になったのか
竹に水を注ぐと「かっぽかっぽ」という音がすることが名の由来といわれる。もともとは山林の仕事や刈干し切りの合間に、谷川の水をくんで竹筒で温め、お茶を飲んだことがはじまりと伝わる。竹が豊富な高千穂町ならではの知恵として、地元でとれる地鶏や野菜を竹筒に詰めて蒸し焼きにする調理法が根づいていったという。焼酎を竹筒で燗した「かっぽ酒」とともに味わう習わしもあると伝わる。
食べに行く前に
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この土地の食材と料理
対比
同じ宮崎県
- チキン南蛮揚げた鶏肉を南蛮酢にくぐらせ、タルタルソースをかけた延岡発祥の一品。昭和30年代、洋食店のまかない料理として作られた甘酢漬けの唐揚げが元になったとされ、今や宮崎を代表する味として広く知られる。
- ふたたびだんごだんご粉を練って蒸し、摘みたてのよもぎを加えてもう一度つき直す延岡市のおやつ。通常一度きりの練りを「再び」おこなうことが名の由来で、あんを包んできな粉をまぶすと、若草色のやわらかな団子になる。
- 稗ずーしー猪の骨付き肉を湯がいた出汁に、米や稗、野菜を入れて炊く椎葉村の雑炊。縄文以前から食べられてきたとされる雑穀・稗を使い、猪をさばいた際には村中に振る舞われる冬の栄養源として伝わってきた。
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