惣菜
イルカの味噌煮
Iruka no Misoni
伊豆で追い込み漁により水揚げされたイルカの肉を、ごぼうとともに炒めてから酒・醤油・砂糖・味噌で煮る。伊豆地方で縄文期から続くとされるイルカ漁の記憶を伝える、家庭の日常食だったとされる。
- 発祥: 静岡県伊東市
- 東京から南西へ約100km
静岡県伊東市
系譜
イルカの味噌煮まご茶漬け
何でできているか
イルカの味噌煮は、イルカの肉をごぼうとともに炒め、酒、醤油、砂糖、味噌で味をつけた伊豆の郷土料理。伊豆半島沖の湾はイルカの回遊経路にあたり、複雑に入り組んだ地形がイルカを追い込んで捕獲する漁に適していたとされる。鮮魚店でイルカの肉が皿に盛られて売られていたころは、にんじんやこんにゃくを加える家庭もあったという。
どう作るのか
イルカの肉を一口大に切り、脂身を先に炒めてから、ごぼうを加えてさらに炒める。そこに酒、醤油、砂糖、味噌を加えて味をつける。ごぼうのほかに、にんじんやこんにゃくを入れる家庭もあるとされる。また、厚めに切った肉を醤油だれに漬けて天日干しにした「タレ」という干物も、酒の肴として食べられてきたと伝わる。味噌の分量は家庭によって加減され、濃さの好みが受け継がれてきたという。
なぜこの形になったのか
縄文時代の遺跡からイルカの骨が出土しているとされ、伊豆でのイルカ漁は古くから行われてきたと伝わる。鮮魚店で肉が手に入りやすかった時代には、味噌煮は冬の一般家庭の日常食だったとされる。国内外でイルカ愛護の機運が高まり捕獲数の制限も進んだことで2004年以降漁は途絶えたが、2019年から飼育用の捕獲に限って追い込み漁が再開されたと伝わる。
食べに行く前に
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