発酵・保存
せぐろいわしのごま漬け
Seguro Iwashi no Goma-zuke
日本最大級の水揚げを誇る九十九里浜のカタクチイワシを塩でしめ、炒りごまと生姜、赤唐辛子で漬け込む保存食。大量に獲れても傷みやすいイワシを長くもたせる知恵として伝わってきたという。
- 発祥: 千葉県九十九里町
- 東京から東へ約60km
千葉県九十九里町
何でできているか
九十九里浜で水揚げされるカタクチイワシを、ごまとしょうが、赤唐辛子で漬け込んだ保存食だという。地元では愛着を込めて「セグロ」と呼ばれ、青魚特有の香りにごまの風味と唐辛子のぴりっとした刺激が重なる、酒の肴にも向く味わいに仕上がる。黒潮に乗ってカツオやサバとともに回遊する魚を大量に水揚げする浜ならではの一品といえ、日常のおかずとしても親しまれている。
どう作るのか
新鮮なイワシの頭と内臓を除いて水洗いし、塩で漬け込んで重石をかけながら余分な水分を繰り返し抜く。水が上がりきったところへ炒ったごまや赤唐辛子を加えて数時間漬け込み、二、三日ほど置くと酸味と辛味が魚になじんで食べ頃になる。漬け込む酢の割合は家庭や店によって加減が異なり、近年は冷凍品として流通することもあるという。
なぜこの形になったのか
黒潮に乗って回遊するイワシが大量に水揚げされる一方で日持ちしないため、傷みやすさを補う知恵として酢と塩で漬け込む保存法が根づいたと伝わる。江戸時代に紀州から移り住んだ漁師が地引網漁を広めたことで漁が急速に盛んになり、一度に獲れすぎた魚を無駄にしないための工夫として、この保存食が長く受け継がれてきたとされる。
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ千葉県
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