発酵・保存
いかにんじん
Ika Ninjin
細切りにしたするめいかと人参を、醤油とざらめを煮たてたたれに漬け込む福島市の常備菜。もとは雪深い冬の保存食として作られていたとされ、するめのこりこりした食感と甘辛い味がご飯を進ませるという。
- 発祥: 福島県福島市
- 東京から北へ約240km
福島県福島市
何でできているか
細切りにしたするめいかとにんじんを、醤油とざらめやみりんでつくる甘辛いたれにじっくり漬けこんだ福島市に伝わる一品とされる。にんじんのしゃきしゃきとした歯ごたえと、するめいかの噛むほどに広がる旨味、そこに甘辛いたれがしっかりと絡み合う味わいだという。家庭ごとに味付けが少しずつ異なり、ご飯が進む常備菜として長く親しまれてきたと伝わる。
どう作るのか
細切りにしたするめいかとにんじんを、ざらめまたはみりん、酒、醤油を煮立てた調味液にじっくりと漬けこむのが基本とされる。半日ほどでも食べられるが、数日漬けこむほど味がしっかりと奥まで染みこんでいくのだという。地域によっては仕上げにいりごまを振りかけ、香ばしい風味をひと足しして食べることもあると伝わる。
なぜこの形になったのか
雪深い福島では冬場に畑での作物の収穫が難しく、日持ちのする保存食が古くから重宝されてきたとされる。するめいかとにんじんを甘辛いたれに漬けこむことで数日から長期にわたって保存できるようにした先人の知恵が、正月にも欠かせない大切な郷土料理として今も家庭ごとに広く受け継がれ定着した理由になっていると伝わる。
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ福島県
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