麺 ── 焼きそば
スープ入り焼きそば
Soup Yakisoba
栃木県那須塩原市の塩原温泉で50年以上親しまれてきた一皿。炒めたソース焼きそばを丼に入れ、醤油味のスープを注いで作る。見た目はラーメンでも、口に運ぶと焼きそばの食感が残るという。
- 発祥: 栃木県那須塩原市塩原
- 東京から北へ約140km
栃木県那須塩原市塩原
系譜
スープ入り焼きそば
何でできているか
見た目は醤油ラーメンそのものだが、れんげですくって食べると麺はしっかりコシのある焼きそば麺で、噛むほどにソースの香りが立つ。具は豚肉やキャベツ、鶏肉、なると、紅しょうがなど店によって幅があり、注いだ直後は醤油だしのすっきりした風味が先に立つという。見た目と食感の落差が、初めて食べる客をいつも驚かせるという。
どう作るのか
中華麺をソースで炒めて焼きそばに仕上げ、丼に盛りつける。そこへ鶏がらだしなどをベースにした醤油味のスープを別に用意して注ぎ入れ、麺とスープを一体にして完成させる。時間が経つにつれてスープにソースの味が溶け出し、風味が徐々に変化していくのも食べ方のひとつとされる。麺を先に食べるかスープと絡めるか、順番も客の好みに委ねられている。
なぜこの形になったのか
一説によると、塩原温泉の名物として50年以上前から作られてきたという。湯上がりの体を温める一杯として、長く同じ形が守られてきたとも伝わる。炒めたソース焼きそばに醤油味のスープを注ぐという作り方は、焼きそばとラーメンという二つの麺料理を一つの丼にまとめる土地の工夫として育ってきたと考えられる。温泉街で食べ歩く客の記憶に残る一杯として、半世紀にわたり同じ作り方が受け継がれてきたとも読める。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ栃木県
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