甘味
鬼まんじゅう
Oni Manju
角切りのさつまいもを、小麦粉と砂糖を混ぜた生地に入れて蒸す。戦中戦後の食糧難の時代、米の代わりの主食として広まり、角切りの芋が鬼の角のように見えることが名の由来と伝わる。
- 発祥: 愛知県名古屋市
- 東京から西へ約270km
愛知県名古屋市
何でできているか
鬼まんじゅうは、角切りにしたさつまいもを、小麦粉と砂糖を混ぜた生地に入れて蒸しあげる菓子。戦中戦後の食糧難の時代に、比較的手軽に手に入ったさつまいもと小麦粉でつくられ、米の代わりの主食として広まったと伝わる。角切りの芋の角がゴツゴツと見える様子が、鬼のツノを思わせることが名の由来とされる。名古屋市を中心に県内全域で親しまれている。
どう作るのか
1センチ角に切ったさつまいもを、小麦粉と砂糖を混ぜた生地に入れ、蒸しあげてつくる。さつまいもは皮つきのまま使うと、赤色が映えて皮の食感も楽しめるという。温かくても冷めても食べられ、レンジで軽く温め直すとできたてのような食感が楽しめるとされる。地域によって「芋ういろ」など呼び名が異なるという。もっちりとした重量感のある食感も特徴とされる。
なぜこの形になったのか
戦時中は量を優先した品種が使われ、水っぽく旨味に乏しかったとされ、それをいかにおいしく食べるかという工夫から生まれたのではないかといわれる。高度経済成長期には、農家で腹持ちのよい安価なおやつとして重宝され、もっちりと重量感のある食感が広く定着していったとされる。家庭でも手軽につくられ、伝えられてきたという。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ愛知県
- ふな味噌フナを大豆とともに弱火で5時間ほど煮こんでから、豆味噌と砂糖のたれで仕上げる。木曽三川下流域の川魚料理で、12月後半から1月にとれる寒ブナが脂がのって美味とされ、骨まで柔らかくなるまで煮こむとされる。
- 五平餅炊きたてのうるち米を潰して串に刺し、味噌だれをつけて焼き上げる。中部地方の山間部発祑とされ、山仕事の安全を祈る祭りの前夜につくられてきたと伝わる、奥三河をはじめ中部山間部一帯の料理とされる。
- 箱ずし木枠に酢飯を詰め、エビやアナゴ、干ししいたけ、錦糸卵などを斜めに配置して押しかためる。皆が平等にさまざまな味を楽しめるよう具材を斜めに置くのが尾張・西三河地域の特徴とされ、祝い事でつくられてきたとされる。
- へぼ飯地蜂(クロスズメバチ)の成虫と幼虫を甘辛く煮つけ、炊きたてのごはんに混ぜ込む。信州から奥三河の山間部にかけて貴重なタンパク源とされてきたと伝わり、現在はごちそうとして客人にふるまわれるとされる。
- いがまんじゅう米粉の生地で粒あんを包み、表面に着色したもち米をつける。もち米の粒が栗の「いが」に似ることが名の由来の一説とされ、西三河地域では桃の節句にお雛様へ供える風習が伝わる。
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