ITADAKI ATLAS

甘味

かき餅

Kaki Mochi

里芋やごま、のりを混ぜたもち米を蒸してつき、薄く切って陰干しした保存菓子。旧暦の正月に餅と一緒についたのが始まりとされ、低温の油でからりと揚げたり、炭火で焼いたりして食べる。

  • 発祥: 千葉県香取市
  • 東京から東へ約70km
千葉県香取市

何でできているか

もち米に皮をむいてすりおろした里芋や塩、ごま、のりなどを混ぜ込んでついた餅を薄く切り、乾かしてから油で揚げたり炭火で焼いたりする菓子だという。かりっとした歯ざわりと、じんわり広がる香ばしさが特徴で、揚げてから一か月ほど置いたころが食べごろとされ、素朴なお茶うけとして年間を通して各家庭で親しまれてきた。

どう作るのか

蒸したもち米にすりおろした里芋や塩、ごま、のりなどを合わせて餅つき機でつき、かまぼこ型にのばす。二日ほどおいて硬くなったら二、三ミリの厚さに切り分け、二日ほど陰干しするか風通しのよい場所で乾かす。半月ほどおいてしっかり乾いたら、低温の油でじっくり揚げるか炭火で焼いていただき、揚げると芯が残らずほどよく膨らむ。

なぜこの形になったのか

旧暦の正月に餅をつく際、あわせて薄く切って乾かした餅をつくり、日持ちさせて長くお茶うけにしてきたことに由来すると伝わる。里芋を加えるのは地域の畑作物を無駄なく使う工夫とされ、乾燥させて網袋に入れておけば一年近くもつという保存性の高さが、正月の餅を長く楽しむための知恵になったとみられ、今も冬支度の一つとされる。

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