ITADAKI ATLAS

甘味

石垣団子

Ishigaki Dango

地粉にさつまいもを混ぜて蒸す相模原市の郷土菓子。さいころ状のさつまいもが石垣のように見えることから名がつき、農作業の合間のおやつ「おこじゅう」として親しまれてきたと伝わる。

  • 発祥: 神奈川県相模原市
  • 東京から西へ約40km
神奈川県相模原市

系譜

石垣団子へらへら団子

何でできているか

こねた地粉の生地にさいの目に切ったさつまいもをたっぷりと混ぜ込み、まるごとふかしあげたまんじゅうとされる。特別な材料を使わない、身近な粉といもだけの素朴な組み合わせながら、さつまいも自体の自然な甘みが生地全体にほんのりと広がり、蒸したてはほくほくとした食感で、実に飾らない優しい味わいが魅力の一品とされる。

どう作るのか

皮をむいたさつまいもをさいの目に切っておく。ベーキングパウダー、砂糖、塩を加えた小麦粉に水を入れてよくこね、切ったさつまいもを混ぜ込みながらひとまとめにして丸める。蒸し器でじっくりしっかりと蒸しあげれば完成となる。手順は至って簡単で、身近な材料だけで手早く作れる気軽さが受け継がれてきた理由のひとつだという。

なぜこの形になったのか

火山灰に覆われやせた台地が広がるこの土地では、稲作よりも麦やさつまいもの栽培がさかんで、地粉とさつまいもは暮らしに身近な食材であった。農作業の合間の軽食として、お金をかけずに楽しめるこの菓子が親しまれ、周辺に多かった石垣にさいの目のさつまいもが似ていることから、この名で呼ばれるようになったと伝わる。

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