甘味
はげ団子
Hage Dango
収穫したての小麦粉でつくった団子を、小豆であんをまぶした素朴な菓子。梅雨明けの節目にあたる半夏生(7月2日ごろ)に農作業をねぎらってつくり、神仏に供えて家族で食べる。
- 発祥: 香川県
- 東京から西へ約540km
系譜
何でできているか
小麦粉を水で練った生地をゆでただんごに、小豆やささげで作った甘いあんをまぶした素朴な菓子。収穫したばかりの新麦で作るだんごはつるりとした光沢があり、香りの良さが際立つという。あんをまぶした表面がまだらになる様子や、半夏生の頃に作ることから「はげ団子」と呼ばれるようになったとされる。地域によっては生地であんを包んで鉄板で焼いたり、蒸したりと仕上げ方もさまざまだという。
どう作るのか
小豆やささげをたっぷりの水でやわらかく煮て、豆と同量の砂糖を加えてさらに煮詰め、塩をひとつまみ加えて甘みを引き立てる。小麦粉を水で練った生地を一口大にまとめ、沸かした湯に落として浮き上がってきたらざるに上げる。水気を切っただんごの全体にあんをまぶせば完成となる。地域によっては、あんの代わりにきな粉をまぶすこともあるという。
なぜこの形になったのか
香川では麦を刈る5月から田植えの6月にかけて農繁期を迎え、7月2日ごろの半夏生を境に長雨が明け、農家は一区切りの休息をとるとされる。ちょうどそのころに収穫した新麦を使って団子を作り、神仏に供えてから家族で味わう習わしが根づいたと考えられる。農作業がひと段落する節目に、季節の恵みへの感謝を込めて食べる行事食として定着したようだ。
食べに行く前に
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兄弟
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- アジの三杯焦げ目をつけて焼いたアジを、唐辛子や刻みしょうがを効かせた三杯酢に漬ける。酢が骨をやわらげ丸ごと食べられるようにする工夫で、小アジが出回る瀬戸内の夏祭りの酒肴として親しまれてきたという。
- あんもち雑煮煮干し出汁に大根と金時人参、あん入りの丸餅を煮て、最後に白味噌を溶き入れる正月の雑煮。江戸期に貴重だった砂糖を使い切る一年一度のごちそうとして始まったと伝わる。
- えびみそ汁殻ごとすりつぶした小エビを米のとぎ汁でのばし、白味噌と豆腐を加えて煮る汁物。三豊市豊中町の宇賀神社で約300年続くどぶろく祭りに、神事の振る舞い料理として添えられてきたという。
- いかなご醤油イカナゴを塩とともに半年以上発酵させて造る魚醤で、香川県高松市庵治町が主産地とされる。一時は姿を消したが1998年頃に地元有志の手で復活したと伝わり、日本三大魚醤の一つに数えられる。
- いもたこ瀬戸内海でとれるタコと里芋を、だしと調味料でともに煮付けたシンプルな一品。かつては正月や婚礼などのハレの日のごちそうだったが、今は日常の惣菜としてよくつくられるという。
- いりこ飯いりこ(煮干し)の頭でとった出汁で、身と人参、大根、里芋などを米と炊き込む。いりこの名産地・伊吹島を抱える西讃地域を中心に、季節を問わずつくられる日常食だという。