甘味
うずまきもち
Uzumaki Mochi
こしあんを蒸しただんご生地で巻き込み、断面が渦になるよう巻いた東かがわ市引田の郷土菓子。渦は鳴門の海を表すとされ、女児の初節句の雛飾りに、菱餅と同じように供えて食べられてきたという。
- 発祥: 香川県東かがわ市引田
- 東京から西へ約520km
香川県東かがわ市引田
系譜
うずまきもちはげ団子
何でできているか
こしあんを餅で渦巻き状に巻いた、引田地域の郷土菓子。渦は鳴門の海を表しているとされ、もちもちとした餅生地の中からこしあんの上品な甘さがのぞく、見た目にも印象的な菓子になっている。かつて鳴門は引田地域にとって大切な漁場だったが、争いに敗れてその海を失った名残を惜しんで作られたのが始まりと伝わる。切り分けた断面に現れる渦模様も、この菓子ならではの見どころとされる。
どう作るのか
こしあんに小麦粉を加えてよく混ぜ、強火で蒸す。だんご粉はぬるま湯でこねてひとまとめにし、同様に蒸す。蒸し上がったこしあんを粘りが出るまでよくこね、めん棒で厚さ1cmほどの長方形にのばす。だんごも冷めないうちに同じ大きさの長方形にのばし、こしあんと重ねて両手で押さえながらはみ出さないよう丁寧に巻いていく。直径7〜8cmほどになるまで巻いたら、食べやすい長さに切り分ける。
なぜこの形になったのか
海運交易で栄えた引田地域では、女の子が生まれると初節句に豪華なひな飾りを設ける「引田飾り」という風習があり、子孫繁栄を願うわけぎやハマグリとともに、うずまきもちも菱餅などと並べて飾り、子どもの健やかな成長を願って食べられてきたとされる。海とともに生きてきた地域だからこそ、失われた海への思いを渦の形に込め、子どもの成長を願う行事の菓子として受け継がれてきたと考えられる。
食べに行く前に
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- アジの三杯焦げ目をつけて焼いたアジを、唐辛子や刻みしょうがを効かせた三杯酢に漬ける。酢が骨をやわらげ丸ごと食べられるようにする工夫で、小アジが出回る瀬戸内の夏祭りの酒肴として親しまれてきたという。
- あんもち雑煮煮干し出汁に大根と金時人参、あん入りの丸餅を煮て、最後に白味噌を溶き入れる正月の雑煮。江戸期に貴重だった砂糖を使い切る一年一度のごちそうとして始まったと伝わる。
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- いもたこ瀬戸内海でとれるタコと里芋を、だしと調味料でともに煮付けたシンプルな一品。かつては正月や婚礼などのハレの日のごちそうだったが、今は日常の惣菜としてよくつくられるという。