肉 ── 地鶏
信州黄金シャモ
Shinshu Ogon Shamo
シャモと名古屋種を掛け合わせ、ブロイラーの血を一切含まない在来種100%として長野県畜産試験場が開発したとされる。オス112日以上、メス120日以上かけて育てられるという。
- 発祥: 長野県長野市
- 東京から北西へ約180km
長野県長野市
系譜
何でできているか
シャモゆずりの締まった歯ごたえと、名古屋種由来のコクのある旨みを併せ持つとされる。ブロイラーの血が入っていない分、脂はさっぱりとしていながら肉の味自体は濃いという。噛むほどに二つの系統の持ち味が重なって感じられるとされる。焼き鳥にすると脂の軽さとシャモ譲りの歯ごたえが同時に楽しめるとされる。後味はすっきりとしていて、しつこさを感じさせないとされる。
どう作るのか
シャモと名古屋種を掛け合わせ、ブロイラーの血を一切含まない在来種100%として長野県畜産試験場が開発したとされる。オス112日以上、メス120日以上かけて育てられるという。血統の純度を保つため、交配や飼育の過程が厳しく管理されているとされる。ブロイラーの血を排除した分、成長は緩やかで、飼育コストは一般的な鶏より高くなるとされる。
なぜこの形になったのか
長野は寒暖差の大きい内陸の土地で、濃い味の郷土料理が育まれてきたとされる。ブロイラーの血を排してまで在来種の純度にこだわった開発方針には、土地の濃い食文化に見合う濃い味わいを求めた狙いがあったとも読める。名前の「黄金」には、その品質への自負が込められているとされる。長野の郷土料理には山国らしい濃い味付けのものが多く、この地鶏の濃厚な味わいもその食文化に沿う形で育てられてきたといえる。
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ長野県
- 安養寺ラーメン信州味噌のルーツとされる安養寺味噌を主役に据えた、佐久の味噌ラーメン。
- 具だくさん味噌汁大根や人参、ごぼうなど旬の根菜をたっぷり入れて煮る長野の日常の汁物。具だくさんにすることで味噌の使用量を抑えられるとされ、小麦粉の生地を落とす「すいとん」を加えて主食代わりにすることもあるという。
- 半ごろしすりこぎで半つぶしにした「半ごろし」のもち米に、あんやきなこをまぶす東信地域のぼたもち・おはぎ。春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」と呼び分けるが同じもので、農作業の合間の手間のかからない祝い菓子という。
- ひたし豆青大豆を歯ごたえが残る程度にゆで、薄味のだし汁に浸す北信・東信地域の一品。馬の鞍のような模様をもつ「鞍掛豆」でもつくられ、数の子と合わせておせち料理にもなるという。
- 干しかぼちゃのえごま和え短冊切りにしたかぼちゃをからからになるまで天日に干し、水で戻してすったえごまで和える鬼無里地域の保存食。冬に腐りやすいかぼちゃを保存用に干す知恵から生まれ、煮物やおやきの具にも使われるという。
- ほう葉巻き熱湯でこねた米粉の生地であんを包み、朴の葉に包んで蒸す木曽地域の祝い餅。柏の木がない山あいでは代わりに朴の葉を使うようになったと伝わり、翌日の方が葉の香りが移って美味しいという。