肉 ── 地鶏
北海地鶏
Hokkai Jidori
名古屋種を父に、大型シャモとロードアイランドレッドの掛け合わせを母に用いた三元交雑鶏として道立の試験場が開発したとされる。28日齢以降120日以上、平飼いで育てられるという。
- 発祥: 北海道新得町
- 東京から北へ約860km
北海道新得町
系譜
北海地鶏
何でできているか
三元交雑らしく複数の系統の持ち味が重なり、脂と赤身のバランスが良いとされる。平飼いで育つため筋肉質で、噛むとしっかりした歯ごたえが返ってくるという。噛むほどに三つの血統の持ち味が層になって感じられるとされる。焼いても煮ても、三つの系統それぞれの個性が層になって感じられるとされる。皮はやや厚めで、焼くと香ばしさがしっかり立つとされる。
どう作るのか
名古屋種を父に、大型シャモとロードアイランドレッドの掛け合わせを母に用いた三元交雑鶏として道立の試験場が開発したとされる。28日齢以降120日以上、平飼いで育てられるという。三元交雑という手法によって、それぞれの系統の長所を引き出そうとしたとされる。広大な土地を生かした平飼いが可能な点も、この地鶏の飼育方針の特徴の一つとされる。
なぜこの形になったのか
北海道は広大な土地を生かした平飼いに向く一方、寒さの厳しさから鶏の飼育例が本州より少なかったとされる。三つの系統を掛け合わせるという手の込んだ交配には、不利な気候条件を品種改良の工夫で乗り越えようとした狙いがあったとも読める。広い土地を生かした飼育こそが、この地鶏の持ち味を支えているとされる。北海道ならではの広い土地と厳しい気候の両方を乗り越えて生まれた地鶏として紹介されることが多いという。
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ北海道
- 旭川ラーメン魚介と豚骨を合わせた醤油スープに、ラードで蓋をして冷めにくくする。厳寒の地ならではの工夫とされる。
- 旭川ホルメン旭川の二大名物、醤油ラーメンとホルモン焼きを掛け合わせたご当地グルメ。醤油だれのスープに、下処理して臭みを抜いた豚ホルモンをのせる。2010年代に旭川で考案された。
- ガタタンラーメン芦別市の郷土料理ガタタンをラーメンにした一杯。片栗粉でとろみをつけた塩味のスープに、野菜・肉・魚介など具だくさんの具を合わせ、仕上げに溶き卵を流し入れる。満州からの引き揚げ者が伝えた中華料理が土台にある。
- 美唄のとりめし鶏肉とたまねぎを米と一緒に醤油、砂糖、酒で炊き込むごはん。明治の開拓期、小作人に養鶏を勧めた農場主が、米が実った後に鶏をつぶして客をもてなしたのが始まりと伝わる美唄市中村地区の郷土料理。
- 美唄やきとりモツを中心に、内臓から皮まで一羽分を一本の串に刺す。
- びらとり和牛日高地方・平取町で育つ黒毛和種。昭和37年に島根県から導入された繁殖牛を礎とし、冬の厳しい寒さの中でじっくりと肥育され、味の濃さに定評があるという。札幌をはじめ道内で広く親しまれる銘柄になったという。