惣菜
柚子味噌
Yuzu Miso
県内有数のゆずの産地、井原市に伝わる万能調味料。ゆずの皮を煮て味噌や砂糖、水あめと合わせる。秋から冬に仕込まれ、ごはんにのせたりゆでた野菜につけたりして食べられている。
- 発祥: 岡山県井原市
- 東京から西へ約590km
岡山県井原市
系譜
柚子味噌柚餅子
何でできているか
味噌にゆずの皮や果汁を加えて練り上げた万能調味料とされる。ゆずの爽やかな香りが味噌のコクに重なり、ほんのりとした甘みと酸味が食卓に季節感を添える。ご飯にのせたり、ゆでた野菜につけたりと幅広く使える、柔らかで奥行きのある味わいとなっている。甘みと酸味、味噌のコクが一体となった味わいは、素材を選ばず幅広い料理に活用できる。
どう作るのか
ゆずの皮を千切りにし、水を加えて煮てから冷ましてアクを抜く。味噌、砂糖、水あめを加えてじっくりと煮詰め、最後にゆず酢を加えて仕上げる。アク抜きをしっかり行うことでゆずの苦みが和らぎ、まろやかな仕上がりになる。家庭でも比較的手軽に作れる調味料として親しまれている。仕上がりの硬さは煮詰める時間で調整でき、冷めると少し締まるため柔らかめに仕上げるのがこつとされる。
なぜこの形になったのか
10月ごろから収穫が始まり12月ごろに旬を迎えるゆずを生かした調味料として、全国のゆずの産地でそれぞれに作られてきたとされる。井原市は県内でも有数のゆずの産地とされ、ゆずが収穫される秋から冬にかけて仕込まれる習わしが根づいていったようだ。直売所などでも販売され、季節の贈り物としても重宝されている。収穫直後の香り高い時季に仕込むことで、翌年まで日持ちのする調味料として重宝される。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ岡山県
- あみとだいこんの煮付け瀬戸内で秋の訪れを告げる、小エビのアミをだいこんと醤油や砂糖で煮付けた一皿。脂ののったアミとだいこんの相性がよく、荒天で漁に出られない冬場は塩漬けにして食べ継いだという。
- 手延べ素麺のばち汁浅口市鴨方町で、手延べそうめんをつくる際に端に出る「ばち」を大根や人参と煮た汁物。三味線の撥に形が似ることが名の由来とされ、そうめんよりコシが強く小さな子どもにも食べやすいという。
- ブリ雑煮岡山県南部で正月に食べる、出世魚ブリを具にした雑煮。ほうれん草や大根、百合根などの根菜を合わせ、縁起のよいブリで新年を祝う家庭料理として親しまれている。既存の「ブリ」は魚の食材ページで、本品は調理された正月料理のため新規作成。
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