発酵・保存
ぜいたく煮
Zeitaku Ni
塩の抜けた古漬けのたくあんを水で塩抜きし、だし汁と醤油で炊き直した湖北地域の料理。漬物をわざわざ煮る手間のかかる料理であることが名の由来とされ、仏事に欠かせない定番として伝わる。
- 発祥: 滋賀県
- 東京から西へ約360km
何でできているか
漬物のたくあんを水に漬けて塩抜きし、それを出汁と醤油で煮なおした料理。塩を抜いてまた味をつけ直すという手間のかかる調理法から「ぜいたく煮」の名がついたとされる。「たくあん炊き」とも呼ばれ、たくあんの歯ごたえに出汁の旨味がしみ込んだ、漬物とは思えない滋味深い味わいになるという、湖北ならではの一品とされる。
どう作るのか
切った古漬けたくあんを水に浸け、塩抜きをする。鍋に水とたくあんを入れて柔らかく煮えたら、いったんたくあんを別に移す。出汁と調味料を鍋に入れて沸騰させ、そこへたくあんを戻して煮る。火からおろし、味が染み込むまで冷ます。古漬けは塩気が強いことが多く、二、三回水を替えてじっくり塩抜きするのがこつだという、手間を惜しまない料理になる。
なぜこの形になったのか
湖北地域ではこの料理が仏事の際に欠かせない定番料理として位置づけられ、突然の弔事に備え、どの家庭でも古漬けを常備していたと伝わる。漬物をわざわざ煮物に仕立て直すという贅沢な手間から名づけられたともいわれ、同じく仏事に欠かせない「塩切りなすの煮もの」とともに、急な弔事にも対応できる備えの知恵として根づいてきたと考えられる。
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
対比
同じ滋賀県
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