甘味
じゃんぼ餅
Janbo Mochi
つきたての餅に竹串を2本刺し、とろみのある砂糖醤油ダレをかける鹿児島市磯地域の郷土菓子。南北朝時代、谷山城で懐良親王をもてなした逸話に由来すると伝わり、「両棒」と書いて「じゃんぼ」と読む。
- 発祥: 鹿児島県鹿児島市
- 東京から南西へ約970km
鹿児島県鹿児島市
何でできているか
つきたての餅やもち米粉でつくっただんごに串を2本さし、とろみのある砂糖醤油ダレや味噌ダレをかけていただく鹿児島市磯地域の郷土菓子とされる。餅を軽く素焼きにしてからタレをからめることで、香ばしさと甘辛いタレの風味が重なる。漢字では「両棒餅」と書くといい、小ぶりな2串を一度に頬張るともちもちとした餅の弾力とタレの甘辛さが同時に広がる。
どう作るのか
もち米粉に水を加えて耳たぶほどのかたさにまとめ、直径3cmほどの円形にととのえてゆでる。水気を切って竹串を2本さし、軽く素焼きにしてから砂糖醤油ダレか味噌ダレをかけていただく。素焼きの焦げ目がタレとよくからみ、香ばしさが際立つ仕上がりになるといい、ゆでた餅はしっかり水気を切っておくとタレの絡みがより良くなるという。
なぜこの形になったのか
南北朝時代、鹿児島市の谷山城に滞在していた懐良親王をもてなすため、城主が餅に2本の串をさし、味噌と黒砂糖を煮つめたタレをかけて出したのがはじまりという逸話が伝わる。とっさに答えた料理名がそのまま呼び名になったとされ、江戸時代に薩摩藩主・島津氏に献上されたことから磯地域に広まったという。上級武士が刀を2本さした姿に見立てたという説も広く語り継がれているという。
食べに行く前に
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対比
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- 油ゾーメン豚肉とそうめんをだし汁ごと炒め、油と出汁を乳化させてまとわせる奄美地域の一皿。小麦を育てない奄美でそうめんが根づいた経緯は定かでないが、八月踊りなど人が集まる行事に欠かせない。
- 奄美黒糖焼酎鹿児島県の奄美群島だけで製造が許されている黒糖焼酎。サトウキビの栽培が盛んなこの島々ならではの甘い香りを持つとされ、約30の蔵元が米麹を使う酒税法上の条件を守りながら個性を競っているという。
- 豚骨野菜大きく切った骨付き豚肉とツワブキ、大根、里芋の在来種コシャマンを大鍋で煮こむ、奄美地域の大晦日に欠かせない料理。別名ウァンフィネヤッセといい、島豚を余さず食べ尽くす知恵の一皿とされる。
- 豚汁豚肉と大根、里芋などを煮こむ味噌汁で、飼育頭数の多い鹿児島の豚と、麹が多く甘みの強い麦味噌を合わせてつくる。冬に体を温める一椀として、家庭でも給食でも広く親しまれている。
- 豚味噌ゆでた豚肉を味噌や砂糖と混ぜ合わせてつくる常備菜。奄美地域では落花生やカツオ節も加える。年に一度しめる島豚を余さず食べるため、保存のきく料理として塩漬けなどとともに生まれたと伝わる。