ごはんもの
梅ごはん
Ume Gohan
梅干しとちりめんじゃこを混ぜ込んで炊く小田原市の郷土料理。城下に植えられた梅の実を旅人が重宝した歴史を持つ土地で、地元の食生活指導士が考案し家庭料理として広まったと伝わる。
- 発祥: 神奈川県小田原市
- 東京から南西へ約70km
神奈川県小田原市
何でできているか
梅干しとちりめんじゃこを混ぜ込み、昆布とかつお節でとった上品なだし汁で炊いた炊き込みご飯とされる。梅のほどよい酸味とさわやかな香りに、じゃこの塩気と旨みが重なり、仕上げに刻んだ青じそをたっぷり添えればさらに香りが引き立つ。さっぱりとした後味で食欲をそそる、暑い季節にうれしい、見た目も涼やかな一品とされる。
どう作るのか
昆布とかつお節でとっただしに酒とみりんを加え、よく洗った米を1時間ほど浸しておく。刻んだ梅干しとちりめんじゃこを米に混ぜ合わせてから炊飯し、炊きあがったら器に盛って刻んだ青じそなどを添えて仕上げる。手順そのものは簡単ながら、梅の香りがしっかり立つように炊く前に具材をよくなじませておくのがこつとされる。
なぜこの形になったのか
戦国の世から梅の栽培が続くこの土地では、旅人の弁当が傷まないよう梅干しが重宝され、梅は日々の暮らしに欠かせない身近な食材として深く根付いてきた。地元の指導者が身近な梅を生かした家庭料理を考えようとして生み出したのがこのご飯で、梅の酸味が食を進めるため、暑さで食欲が落ちがちな夏の食卓に取り入れられてきた。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ神奈川県
- ドリアバターライスに海老のクリーム煮をのせ、ホワイトソースとチーズをかけて焼く洋食。横浜のホテルで、体調の悪い客のために即興で作られたのが始まりと伝わる。海老の代わりに鶏肉やきのこを使う店もある。
- エビマヨ衣をつけて揚げたえびに、マヨネーズをベースにした甘いソースを絡める料理。広東料理の料理人が、アメリカで食べたマヨネーズがけのえび料理に納得がいかず、独自に作り直したのが始まりとされる。
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- へらへら団子薄力粉や白玉粉を練った平たい団子にあんをからめる横須賀市佐島の郷土菓子。夏の船祭りで豊漁と無病息災を願って神棚に供えられ、集まった親族とともに味わう習わしが残っている。
- 平塚系タンメン透き通った塩味のスープにほのかな酸味をきかせ、わかめと刻み玉ねぎをのせる。神奈川に一般的なとろみの強いタンメンとは違い、さらりとした汁が特徴で、平塚の中華店で親しまれてきたと伝わる。