ごはんもの
とうきびめし
Toukibi Meshi
軒下で寒風にさらして乾燥させたとうもろこしを踏み臼でひき割りにし、米に混ぜて炊く高千穂地方の飯。米が貴重だった時代にかさ増しの役目を果たしたとされ、冷めると囲炉裏で焼いて食べたと伝わる。
- 発祥: 宮崎県高千穂町
- 東京から西へ約850km
宮崎県高千穂町
何でできているか
「とうきびめし」は、高千穂地方に伝わる麦飯と並ぶ主食の一つ。乾燥させたとうもろこし(とうきび)を踏臼でひき割りにし、米に混ぜて炊きあげる。とうきびの香ばしい風味と彩りが加わり、米だけのごはんとはひと味違う食べ応えになるという。「とうきびごはん」とも呼ばれ、寒風にさらして乾燥させたとうきびならではの旨味も感じられる一品という。
どう作るのか
米に1〜2割ほどのとうきびを混ぜ、水加減を少し多めにして塩を加えて炊く。最初から米と一緒に炊く方法と、とうきびをあらかじめゆがいておいてから米に加える方法があるという。炊きたてはそのまま食べるが、冷えると味が落ちるため、昼夜の分は熱いうちににぎり飯にしておき、日常は囲炉裏で焼いて食べていたと伝わる。
なぜこの形になったのか
夏に畑や焼畑にとうきびの種を播き、秋の中頃に収穫したものを馬小屋の軒下に掛けて寒風にさらし、じっくり乾燥させて旨味を蓄えたとされる。米が貴重だった時代、割ったとうきびで米のかさを増やし、人々の空腹を満たす知恵として広まったと伝わる。一年中麦飯が続くなかで、とうきびめしの香りと彩りが食卓に変化をもたらしていたという。
食べに行く前に
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