肉 ── 地鶏
近江しゃも
Omi Shamo
ニューハンプシャーと横斑プリマスロックの母鶏にシャモを交配して滋賀県畜産技術振興センターが作出したとされる。140日以上とブロイラーの約2.5倍の期間をかけて育てられるという。
- 発祥: 滋賀県大津市
- 東京から西へ約360km
滋賀県大津市
何でできているか
シャモ譲りの締まった肉質に、ニューハンプシャー系のコクが重なるとされる。長期飼育によって脂肪がゆっくりと乗るため、あっさりしすぎない旨みを持つという。噛むほどに複数の系統の持ち味が層になって感じられるとされる。焼いても煮ても脂がしつこくならず、シャモ譲りの歯ごたえだけがしっかりと残るとされる。皮は厚めでパリッと焼け、脂の甘みも楽しめるとされる。
どう作るのか
ニューハンプシャーと横斑プリマスロックの母鶏にシャモを交配して滋賀県畜産技術振興センターが作出したとされる。140日以上とブロイラーの約2.5倍の期間をかけて育てられるという。開発には7年ほどの歳月がかけられたと伝わる。母鶏の系統を複数掛け合わせることで、繁殖性と肉質の両立を目指す開発が続けられたと伝わる。
なぜこの形になったのか
近江は近江牛で知られる畜産の盛んな土地とされ、牛に並ぶ鶏のブランドを育てようとした狙いがあったとも考えられる。7年という歳月をかけた開発には、既に評価の定まった近江牛に見劣りしない品質を求めた姿勢が表れているといえる。牛と鶏、二つのブランドが並び立つ土地としての誇りがあるとされる。近江牛という強力なブランドの隣で、鶏肉の分野でも品質を追求しようとした挑戦の産物ともいえる。
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ滋賀県
- 赤こんにゃく煮近江八幡の名物である鉄分で赤く染めたこんにゃくを、花かつおと醤油で炒り煮にした一品。煮ても色が抜けないのが特徴で、冠婚葬祭や学校給食にも欠かせない一皿として親しまれている。
- あめのいおご飯産卵のため川を遡上する琵琶湖固有種ビワマスを丸ごと米にのせて炊き込むご飯。「あめのいお」は雨の魚の意で、身と卵をほぐして混ぜ込む食べ方が秋の大鍋料理として伝わる。
- ビワマス刺身琵琶湖にのみ生息するサケ科の固有種ビワマスを三枚におろした刺身。初夏から夏にかけて脂がのり、地元では「琵琶湖の宝石」と呼ばれるほど貴重で、あまり流通しない魚と伝わる。
- 丁字麩のからしあえ滋賀のご当地麩である丁字麩をきゅうりと合わせ、辛子酢味噌で和えた定番料理。仏事の精進料理にも使われる麩を用い、もちもちとした食感とさっぱりとした後味が親戚の集まりで好まれると伝わる。
- 泥亀汁なすの皮に格子状の切れ目を入れてだし汁で煮て、味噌とすりごまを溶き入れた夏の汁物。近江商人の町、五個荘で生まれたとされ、汁のごまが泥、なすの甲羅模様が亀に見えることが名の由来という。
- えび豆琵琶湖でとれるスジエビを大豆とともに甘辛く煮た郷土料理。安価で日持ちがし、日常食として食べられる一方、「エビのように腰が曲がるまで達者に暮らせるように」との長寿の願いを込めて正月にも供されると伝わる。