焼きもの ── 焼き鳥
ハツモト
Hatsumoto
心臓のうち大動脈がつながる部分で、ハツより一羽から取れる量が少ない部位とされる。柔らかな肉質で歯切れがよく、串焼きなどで提供される。ハツと混同されやすいが、別の部位として扱われる。
系譜
ハツモトハツ(心臓)
何でできているか
心臓のうち大動脈がつながる部分で、ハツより一羽から取れる量が少ない部位とされる。柔らかな肉質で歯切れがよく、ハツと混同されやすいが別の部位として扱われる。血管が集まる部分だけに、下処理で血や脂をきれいに取り除く手間がハツ以上にかかるとされる。血管が集まる場所という成り立ちから、見た目にも独特の形をしているとされる。
どう作るのか
串焼きなどで提供されることが多く、心臓本体より弾力がやわらかいぶん、火を通しすぎない短時間の焼き方が向くとされる。取れる量がハツよりさらに少ないため、複数羽分をまとめてようやく一皿分がそろう希少部位でもある。小さく不揃いな形をしているため、串に刺す際は大きさをそろえて選別する手間もかかる。希少部位ゆえに品切れになりやすく、早い時間の来店がすすめられることもある。
なぜこの形になったのか
ハツという部位のなかでもさらに細分化された、いわば「ハツの一部」としての立ち位置にある。同じ心臓でも部位が違えば食感も変わるという、鶏の部位分けの細かさそのものを体現する存在で、内臓好きのあいだで通好みの一串として扱われる。ハツと並べて注文されることが多いのも、両者の違いを食べ比べる楽しみからだと言える。同じ心臓由来でも部位が違えば味も食感も変わることを、身をもって教えてくれる一串とされる。