ITADAKI ATLAS

甘味 ── 和菓子

あられ

Arare

もち米の餅を細かく刻んで焼くか揚げるかした、一口サイズの米菓。鍋で炒る音や跳ねる様子が空から降るあられに似ていることが名の由来とされ、宮中の歯固めの儀式と結びつく説もあるという。

  • 干菓子

系譜

何でできているか

もち米の餅を細かく刻んで焼くか揚げるかした、指先ほどの小さな米菓。一片が小さい分、火が通りやすく短時間で香ばしく仕上がるのが身上で、醤油や塩、海苔など味付けの種類も豊富とされる。桜色や海老風味など彩りや香りをつけた変わり種も多く、雛祭りに供える小さなあられ菓子もこの系統とされる。醤油をからめる工程は焦げやすく、短時間で全体にむらなく絡める手早さが求められるという。

どう作るのか

乾燥させた餅を包丁で細かく刻み、鍋で炒るか油で揚げて火を通す。跳ねながら膨らむ様子を見ながら火加減を調整し、仕上げに醤油や塩をまぶすという。醤油をからめて炒る系統と、砂糖蜜で甘く仕上げる系統に大きく分かれ、菓子寄りか酒の肴寄りかで味わいが変わるという。正月のほか、桃の節句のひなあられのように行事菓子として食べられる場面も多いとされる。

なぜこの形になったのか

一説によると、鍋で炒る際に跳ねる音や様子が、空から降るあられに似ていることが名の由来とされる。平安時代の宮中で正月に鏡餅を砕いて食べた「歯固め」の儀式に由来するという説もあり、細かく砕く工程そのものが、縁起の良い正月行事と結びついてきたと伝わる。醤油味と甘味を一袋に詰め合わせる売り方も広まり、一度に食べ比べられる手軽さが好まれているという。

食べに行く前に

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