甘味 ── 和菓子
おかき
Okaki
もち米を蒸して固めた餅を割り、焼くか揚げるかして作る米菓。鏡餅を手や槌で割って食べたのが始まりとされ、刃物を使わず欠いたことから「おかき」と呼ばれるようになったと伝わる。
- 干菓子
系譜
何でできているか
もち米を蒸して搗いた餅を乾燥させ、割って焼くか揚げるかした米菓。あられより一片が大きいのが特徴とされ、醤油や海苔、塩など味付けの幅が広いのも身上とされる。醤油、青のり、ごま、ざらめ砂糖など味付けの幅が広く、一袋に数種の味を詰め合わせる売り方も広まっているとされる。餅を切る際の厚みのばらつきが焼き上がりの食感差につながり、均一に切る技術も職人の腕とされる。
どう作るのか
搗いた餅を薄く切って乾燥させ、割れやすくしてから小片に砕く。炭火やオーブンでじっくり焼くか、油で揚げてから醤油や塩で味付けする。乾燥のさせ方で歯ごたえが変わるという。餅を切る厚みで食感が変わり、厚めに切れば噛みごたえが増し、薄めに切ればより軽い食感になるという。揚げる場合と焼く場合とで油の香りの有無が変わり、好みが分かれる分かれ道になっているという。
なぜこの形になったのか
一説によると、正月に供えた鏡餅を刃物で切ると縁起が悪いとされ、手や槌で割って食べたのが始まりと伝わる。刃物を使わず「欠く」ことから室町時代の宮中女性の言葉で「おかき」と呼ばれるようになったとされ、割れ方によって不揃いな大きさになる点が今も特徴として残っているという。正月の鏡開きに合わせて売り出す季節商品として扱う店も多く、年明けの縁起物という側面も残るとされる。