甘味
みかん餅
Mikan Mochi
もち米の上に有田みかんをのせて蒸し、皮をむいてから一緒についた餅菓子。ふるさと料理の研究から生まれたとされ、みかんの酸味と香りが感じられる。焼くと表面はパリッと、中はとろりとした食感になるという。
- 発祥: 和歌山県有田市
- 東京から西へ約460km
和歌山県有田市
何でできているか
「みかん餅」は、有田特産のみかんをもち米の上にのせて蒸し上げ、皮をむいてから一緒についてつくる餅菓子となっている。みかんの色や香りがもち米に移り、口に含むとさわやかな酸味と甘さが広がる。そのまま食べると柔らかいが、表面を軽く焼くと外はパリッと中はとろりとした食感になり、蒸したてとは違う二通りの楽しみ方ができる素朴な和菓子となっている。
どう作るのか
みかんをもち米の上にのせて蒸しあげ、蒸しあがったら皮をむいてもち米と一緒に杵でつく。みかんの果肉と皮の香りがもち米全体に行きわたり、さわやかな酸味のある餅に仕上がる。そのまま食べても柔らかいが、表面をこんがり焼くとパリッとした食感が加わり、中はとろりとやわらかいままの対比を楽しめる。近年は皮ごと練り込んだものや一口サイズのものなど、商品としてもさまざまに工夫されている。
なぜこの形になったのか
有田地方は山という山がみかん畑と呼ばれるほどの有数のみかん産地で、1574年に伊藤孫右衛門が肥後国からみかんの苗木を持ち帰ったのが栽培の始まりと伝わる。稲作に適した平地が少ない一方で温暖な気候がみかん栽培に適していたため、紀州藩もみかん栽培を推奨したとされる。「みかん餅」は、こうして根付いた地元特産のみかんをふるさと料理として活かそうとする研究から生まれたお菓子だという。
食べに行く前に
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