ごはんもの
みたま
Mitama
黒豆ともち米を蒸したおこわ。赤飯の赤色が火事を連想させるとして、法事や上棟式の引き出物には白と黒のこの一品が選ばれてきたとされ、「御霊」の字が当てられることもある。
- 発祥: 石川県
- 東京から西へ約300km
系譜
みたま黒豆おこわ
何でできているか
黒豆ともち米をともに蒸し上げたおこわ。もち米のもちもちとした弾力に、黒豆のほっくりとした食感と素朴な甘みが重なり合うとされる。米に色がうつらないよう黒豆を別に炊いて後から加えるため、白いもち米と黒豆のコントラストが美しく、仕上げにきな粉をふりかけて食べる地域も見られるといわれている。もち米の風味も引き立つ。
どう作るのか
砂糖や醤油でやさしく煮こんだ黒豆を、蒸したもち米に混ぜ込んでから食べる。黒豆に味を付けない地域もあれば、甘く煮こむ地域もあるとされる。もち米を蒸して黒豆を飾り、きな粉を上からかけて食べる地域もあり、米と黒豆をあえて別々に用意するのは、豆の色が米にうつらないようにするためだと今も広く言い伝えられている。
なぜこの形になったのか
小豆の赤飯は火事を連想させるとして、新築の建前など縁起を気にする場面には向かないとされたことから、代わりに白と黒のこのおこわを祝い膳とする風習が古くから広まったと伝わる。同じ理由で尾頭つきの魚も赤いタイではなくアジなど青い魚を用いるなど、縁起への細やかな配慮が今も食卓の細部にまで色濃く表れているという。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ石川県
- あいまぜ能登の赤土で育つ大根や人参などの根菜を細く刻み、油揚げとともに煎り煮にする。正月やハレの日に作り置きされてきたとされ、使う野菜は土地ごとに違い見た目や味に地域性が出る。
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