生食
もさえびの刺身
Mosaebi no Sashimi
正式名クロザコエビ、鳥取で「もさえび」と呼ばれる深海のエビを刺身で味わう。鮮度が落ちやすく銅イオンを含むため半日で頭部が黒ずみ、遠方への流通が難しかったことから地元だけの味とされてきたという。
- 発祥: 鳥取県
- 東京から西へ約500km
何でできているか
「モサエビ」は、正式名称をクロザコエビという、水深200mから250mの深海に生息する日本海だけでとれるエビとなっている。弾力のある食感と強い旨味が持ち味で、甘みは甘エビ以上ともいわれる。鮮度の劣化が早く、血液に銅イオンを含むため半日ほどで頭部が黒く変色してしまうことから、長らく地元でしか味わえない幻のエビとされてきた。
どう作るのか
鮮度の良いものは刺身で食べるのが定番で、ピチピチと跳ねているものや身が透明なものを選ぶのが目利きのコツとされる。軽く水洗いした後、頭と尻尾を残して胴体部分の殻をむき、刺身醤油でいただく。むいた殻は捨てずに水を加えて沸騰させると濃厚な出汁がとれ、味噌汁などにも使えるという。刺身のほか、味噌汁や煮付け、塩焼き、天ぷら、唐揚げ、茶わん蒸しの具にも使われる。
なぜこの形になったのか
モサエビは9月から5月まで沖合底びき網漁で漁獲され、お腹に緑色の卵を抱える春が旬とされる。カニシーズンと重なるため存在が隠れがちだが、境漁港や鳥取港、網代漁港などで水揚げされてきたと伝わる。鮮度劣化の早さから従来は遠隔地への流通が難しく、漁師が船上で食べる程度だったともいわれるが、近年は少量ながら生きたまま県外へ出荷されるようになってきているという。
食べに行く前に
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この土地の食材と料理
同じ鳥取県
- あごちくわ鳥取でトビウオを指す「あご」のすり身を焼き上げるちくわ。表面の硬い焼き皮に包丁を入れると香ばしい音が響き、色濃く仕上がるのが普通のちくわとの違い。産卵期の春から夏が旬の初夏の味覚という。
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