ごはんもの ── 寿司
カリフォルニアロール
California Roll
アボカドやかに風味かまぼこ、きゅうりを、海苔を内側にして巻く裏巻きの型。刺身や海苔に馴染みのなかった米国の食卓向けに考案されたとされ、日本へ逆輸入されて定着した。
系譜
カリフォルニアロール
何でできているか
アボカド、かに風味かまぼこ、きゅうりを芯にして、酢飯の外側に海苔がこないよう裏返しに巻く。切り口は白い酢飯が表面を覆い、海苔は具材のすぐそばに隠れている。とろりとしたアボカドの脂とかまぼこの甘みが、生魚を使わなくても寿司らしい満足感を作り出す組み合わせになっている。表面にごまや魚卵をまぶして彩りを加える仕立ても広く見られる。
どう作るのか
巻きすにラップを敷き、酢飯を広げてからごまなどをまぶし、裏返して海苔をのせる。中央にアボカド、かに風味かまぼこ、きゅうりを並べ、ラップごと巻き込んで棒状に締める。仕上げにラップを外してから切り分けるため、酢飯が巻きすに直接くっつかず、裏巻きでも形が崩れにくいという。切り分ける前にラップを外す手順が、裏巻き特有の仕上がりを支えている。
なぜこの形になったのか
刺身や海苔の香りに馴染みのなかった米国の食卓向けに考案されたとされ、海苔を内側に隠すことで見た目への抵抗感を減らしたという。とろりとした脂を持つアボカドは、当時手に入りにくかった魚の脂の代わりとして選ばれたと伝えられ、こうした工夫が海外の食卓向けに定着したのち、日本へも逆輸入される形で広まったとされる。今では海苔を外側に巻く従来の巻き寿司と並んで注文される定番になっている。