ごはんもの
いただき
Itadaki
大きな三角油揚げに生米と野菜を詰め、だし汁でじっくり炊き上げる西部地域の郷土食。明治中頃、境港市の寺の住職が福井の精進料理からヒントを得たのが始まりと伝わり、綿入れの着物に見立てて「ののこ飯」とも呼ばれる。
- 発祥: 鳥取県境港市
- 東京から西へ約590km
鳥取県境港市
何でできているか
「いただき」は、大きな三角の油揚げに生米と野菜を詰め、だし汁でじっくり炊き上げた郷土料理で、見た目は大きないなりずしに似ているが調理法も味わいもまったく異なる。ごぼうや人参、干ししいたけなどの具材がふっくらと炊き上がった油揚げの中いっぱいに詰まり、山陰を代表する田舎めしとして親しまれている。地域や時代によっては鶏肉や赤貝を加えるつくり方も伝わっている。
どう作るのか
大きな油揚げの中に生米と刻んだ野菜を詰め、だし汁でじっくりと時間をかけて炊き上げる。油揚げが煮汁を吸ってふっくらと膨らみ、中の米と具材にも味がしみ込む。地域や家庭によって鶏肉を加えたり、かつては赤貝を入れてその煮汁で炊くつくり方もあったと伝わる。具材や味付けは各家庭で少しずつ異なり、親から子へと受け継がれてきたという。
なぜこの形になったのか
明治中期頃、境港市のあるお寺の住職が福井県のお寺で出された精進料理の油揚げを気に入り、米や野菜を詰めて持ち帰って炊いたのが始まりと伝わる。名前の由来には、米が貴重だった時代にごちそうを分けてもらう感謝の気持ちから「頂く」と呼ばれるようになった説や、秀峰・大山の頂上に形が似ているからという説など諸説あるという。米を節約しながら腹持ちよく食べる工夫として、各家庭で少しずつ違う「おふくろの味」として地域に根付いていった。
食べに行く前に
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この土地の食材と料理
同じ鳥取県
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