米・穀物 ── 米の品種
ヒノヒカリ
Hinohikari
コシヒカリの孫にあたる品種とされ、暑さに強く西日本で広く作られる。粒はやや小ぶりで、粘りと甘みのバランスが良いとされ、冷めても味が落ちにくいという。「ヒノヒカリ」の名は「日の光」にちなむとされ、九州で最も作付面積の多い品種という。
何でできているか
コシヒカリよりひと回り小粒で、粘りと甘みのバランスが取れた食味とされる。粒がしっかりしているぶん歯ごたえも残るといい、暑さの中でも白く濁った未熟粒が出にくく、冷めても味が落ちにくいとされる丼物にも寿司にも使いやすい米という。食味は「極良」で上の中に区分されると評されるとされる。炊飯すると立つ香りも穏やかだといい、九州地方の家庭や飲食店で長く定番として親しまれてきたとされる。
どう作るのか
1989年に宮崎県総合農業試験場でコシヒカリ(越南17号)と「黄金晴(愛知40号)」を交配して育成したとされる。翌1990年に種苗法による品種登録がなされた。西日本の暑さに強い早生〜中生の品種として、九州を中心に中国・四国・近畿の広い地域で奨励品種に採用されてきたという。1990年代以降、東海地方から近畿・中国・四国にかけても栽培が広がり、西日本各地の奨励品種となったという。
なぜこの形になったのか
西日本は夏の登熟期に高温が続きやすく、コシヒカリでは粒が白く濁る高温障害が出やすいとされる。ヒノヒカリはその暑さに耐える性質を受け継いで育成されたといい、九州で最も作付けの多い品種として定着したという。食味の評価が安定していることで知られるという。