茶・飲料 ── 日本茶
昆布茶
Konbucha
刻んだり粉末にした昆布を湯で溶かして飲む、チャノキを一切使わない飲み物。「昆布」が「よろこぶ」に通じるとされ、正月や婚礼など祝いの席で供されることが多いという、茶葉不使用の「茶」。
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何でできているか
原料は昆布で、茶葉は使わない飲み物とされる。刻んだり粉末にした昆布を湯に溶かして飲み、昆布のうま味成分と、製品によっては加えられた塩や調味料の味が合わさるという。「茶」と呼ばれてはいるものの、緑茶とは原料も製法も全く異なる飲み物とされる。湯に溶かすと薄茶色の水色になり、昆布そのものの磯の香りと塩味が前面に出る、緑茶とは全く異なる飲み口とされ、とろみを感じるほど濃いめに作る家庭もあるという。
どう作るのか
乾燥させた昆布を細かく刻むか、粉末にまで加工し、湯に溶かして飲む。塩や砂糖、梅などを加えた製品も多いとされ、単独で飲むほか、料理の下味や調味料として使われることもあるという。昆布の等級や産地によって風味が変わるとされる。溶かす際は70度前後の湯を目安にすると塩分が急に立たず、まろやかに仕上がるとされる。
なぜこの形になったのか
昆布は北前船の航路によって北海道から日本海沿岸、大阪、さらには琉球まで運ばれた交易品だったと伝わり、各地で昆布を使う食文化が根付く土台になったという。「昆布」の響きが「よろこぶ」に通じることから、めでたい席で飲む縁起物として扱われるようになったとされる。北前船が寄港した港町ほど昆布の入手が容易だったとされ、その土地ごとに祝いの飲み物として定着していったという。