ITADAKI ATLAS

ごはんもの ── 寿司ネタ

赤貝

Akagai

血液に鉄を含む色素を持つため身が赤いことからその名がついた貝。コリコリとした食感で高級寿司ネタとされ、市販品にはサルボウガイが代用されることも多いという。鮮度が仕事の質を大きく左右する貝とされる。

系譜

赤貝赤貝

何でできているか

貝殻を開くと現れる赤い身が特徴。多くの貝が銅を含む青い血液を持つのに対し、赤貝は鉄を含む血色素を持つため血液そのものが赤く、身の色にも表れているとされる。コリコリとした強い歯ざわりと、ほのかな磯の香りが持ち味だという。血の赤さは他の貝には見られない珍しい特徴ともされ、身の色つやが鮮度をそのまま映すという。

どう作るのか

貝柱と身を切り分け、包丁目を入れて開き、末広がりの形に整えて握りにのせる。ひも(外套膜)と呼ばれる縁の部分は身とは別に、軍艦や炙りなどで扱われることもあるとされる。市場に出回る安価な赤貝の多くは、近縁のサルボウガイで代用されているという。開いた身の切れ込みの入れ方一つで見た目の印象が変わるとされ、末広がりの形は縁起の良さにも通じるという。ひもの部分にはコリコリとした食感がより強く残るとされる。

なぜこの形になったのか

生きた赤貝は殻を開けるとすぐに身が縮んでしまうため、鮮度が仕事の質を大きく左右するとされる。開いて末広がりに整える切り付けは、貝の身をより大きく美しく見せると同時に、繊維を断ち切って食べやすくする狙いがあると考えられている。高級店ほど活け締めの個体にこだわる傾向があるといい、開いた瞬間の身の張りで質を見極めるとされる。冬場が旬とされ、季節ごとの味の変化も評価の一部だという。

食べに行く前に

内容の訂正を送る