米・穀物 ── 米の品種
きらら397
Kirara 397
「やっかいどう米」と揶揄された北海道米の評価を大きく変えたとされる先駆け品種。あっさりした食味で、後継のななつぼしやゆめぴりかの礎になったという。名は「きらきら光る」に由来するとされ、その後の道産ブランド米開発の起点になったという。
系譜
何でできているか
あっさりとした食味で、粒は大きく水もちが良いとされる。当時としては珍しくアミロース値が19%と低めで、20%を切った初めての道産米とされる。丼物など汁気のある料理でも粒が崩れにくいといい、タンパク質含有率も6.3〜6.5%と低めとされる。炊きたての香りは控えめだといい、粒感がしっかり残るためカレーや丼にもよく合うとされる。
どう作るのか
北海道立中央農業試験場(現・上川農業試験場)が1980年に育種を始め、「渡育214号(のちのしまひかり)」を母、「道北36号(のちのきたあけ)」を父として交配し、1990年に品種登録されたとされる。育種にはおよそ10年を要したとされ、道内各地の試験圃場で寒冷地での栽培適性が確かめられたという。当時としては異例の速さで品種登録にこぎつけたとも伝わる。
なぜこの形になったのか
「鳥またぎ」「やっかいどう米」と揶揄されていた北海道米の評価を大きく変えた先駆けとされる品種で、名は「きらきら光る」に由来するという。1990年代に道内作付けの主力となり、ほしのゆめやななつぼし、ゆめぴりかなど後継のブランド米開発の礎になったとされる。その後は品種改良が進み、現在は道内での作付けを後継品種に譲って生産量を減らしているとされる。