惣菜 ── ご飯のお供
卵かけご飯
Tamago Kake Gohan
炊きたてのご飯に生卵を割り入れ、醤油などで味付けして食べる料理で、生卵を安全に食べられる衛生管理の行き届いた日本ならではの食べ方とされる。TKGの略称でも親しまれている。
何でできているか
熱いご飯に生卵を割り入れ、醤油やめんつゆなどで味付けしてかき混ぜたものが卵かけご飯である。卵黄のとろみがご飯の一粒一粒に絡み、醤油の塩気と合わさることで、卵本来の甘みと香りが引き立つとされる。専用の醤油も各地で開発されており、卵かけご飯だけを目当てにした専門店が開業した例もあるという。略して「TKG」とも呼ばれ、日本の朝食文化を象徴する一品として国外でも知られるようになってきたとされる。
どう作るのか
炊きたての熱いご飯に生卵を割り入れ、好みで醤油やだし醤油をかけて手早くかき混ぜるだけで作られる。卵が新鮮であることと、生食できる衛生管理のもとで流通していることが前提になる。混ぜる加減で黄身のとろみとご飯の熱の伝わり方が変わり、好みが分かれるとされる。卵白と黄身を別々に扱ったり、複数個の卵を使い分けたりと、食べ方の幅を楽しむ人もいるという。
なぜこの形になったのか
江戸後期の書物『素人包丁』(1805年)には卵かけご飯に似た「玉子飯」の記述があるといい、明治期には岸田吟香がこれを食べた明確な記録を残す最初期の人物とされる。日本は生卵を安全に食べられる衛生管理が整った珍しい国とされ、島根県雲南市では2005年から日本たまごかけごはんシンポジウムが開かれているという。この日にちなみ10月30日が「たまごかけごはんの日」として記念日登録されたとも伝わる。